Roots of VegTrug

ベジトラグ開発ストーリー

シンプルながら計算されたフォルム。
そして、いろんな姿勢にちょうど良い高さ。
草花や野菜、育てる人に配慮したレイズドベッド「ベジトラグ」が生まれたのはイギリス・コルチェスター。
今回はそのルーツを探り、開発までのストーリーをご紹介します。

運命の歯車がかみ合った日

ベジトラグの生みの親、Paul OwenとJoe Denham。ふたりが出会ったのは1998年、英国最古の町として知られるコルチェスターです。この町に引っ越してきたJoeがPaulと知り合い意気投合。当時、園芸メーカーの販売代理店を営んでいたPaulにビジネスアドバイスをしているうちに、ふたりはさまざまな夢やアイデアを語り合うようになりました。

出会いから10年経ったある日、いつものように夢を語り合ううち、今までにない木製レイズドベッドプランターをつくりたいと思いました。これまでの園芸シーンに新たな風をもたらすと確信したふたりは、共に事業を起こすことを決意。運命の歯車がかみ合った日でした。

社名と商品名は英国の伝統的なバスケット「trug」に、花だけでなく野菜栽培のために設計されていることが伝わるよう「Veg」を加えて「VegTrugベジトラグ」と命名。「trug」はもともとデンマーク語の「ボート型」から生まれた言葉。まるでふたりの船出を示しているように感じたものです。

最初は1台のトレーラーから

ふたりが事業を立ち上げたのは2009年。この時期を聞いてピンと来る人もいるかもしれません。そう、リーマンショック間もない、世界的な金融危機に見舞われていた時代です。今までにない商品で新たな事業を起こそうというふたりに銀行は貸し渋り、スタートからの2年間は苦境に立たされました。この頃、Joeの家族は持っていたジュエリーを売ることで生活を支えていたほどです。

それでも、ふたりはこの商品の価値を信じていました。自宅をオフィスにし、なけなしの資金で古いトレーラーを購入。トレーラーを友人の農場に置かせてもらい、荷台に商品を積み込んで保管していました。

「V字」が生まれたわけ

「既に市場にあるプランターとは一線を画すプランターを作りたい」。そんなオリジナリティを追求しV字形は生まれました。この形状にすき間をつくることで、空気を土壌に届かせ、植物の根の通気性をよくすることに成功。さらに開発を進めるうちに、V字形にすることで従来のプランターより土が少なく済み、椅子に座ったままでも使いやすい高さになることがわかってきたんです。

オリジナリティあふれるデザインと共に、苦心したのは「お客様がいかに簡単に組み立てられるか」。PaulとJoeはエンジニアでも大工でもありません。しかしながら、だからこそ既成概念を持たず、全く新しい構造で考えることができました。最終的なデザインには1年以上かかりましたが、組み立てやすく、これまでにないV字プランターが誕生。完成後、ふたりはアイデアを話していた時と同様、これを使う人たちの笑顔を思い浮かべて語り明かしました。

ヨーロッパのガーデニング事情

日本の「衣食住」の概念で言うと、ヨーロッパでは「住」の比重が高め。各々が家で過ごす時間を大事にする習慣が根付いています。フランスやイギリスでは休日はゆったり家族や友人と過ごすことがほとんど。ドイツでは「閉店法」という法律により週末は店が開いていないため、家でBBQやお酒を楽しみ、その延長としてガーデニングを楽しみます。ドイツのお祭りではくじ引きの景品もおもちゃではなく植物が定番です。これが大人にも子どもにも大人気。
そんなライフスタイルに加えてオーガニック食品やLOHAS、地産地消への意識も高いヨーロッパだからこそ、ベジトラグは多くの人から支持されています。

日本の暮らしにもベジトラグを

日本でベジトラグを販売するにあたって、欧米に比べて狭い日本の住宅事情にいかに合わせられるかが課題でした。畑がなくても気軽に菜園を作れるのがベジトラグの持ち味。それならバルコニーやベランダで楽しめる、よりコンパクトなサイズがあればいい。そこで生まれたのが「ウォールハガー」「ハーブプランター」「ポピーGO」などの商品です。

「ウォールハガー」は、狭いスペースでも置けるよう片側を壁に沿わせたのが特徴。この形に行き着くまでに何度も試行錯誤を重ね、作りやすさとコンパクトさのバランスを徹底的に追求しました。
「ハーブは根が絡んでしまう」という問題を解消する「ハーブプランター」や、フェルトでより軽量化を図った「ポピーGO」。ポピーGOは軽いため安定性を持たせるのが難しく、試作を繰り返した末に、洗濯物の折り畳み物干しをヒントに完成しました。

これらの新作が開発からお客様の手元に届くまでには1〜2年と長い時間がかかります。しかし、より魅力的な商品を届け、喜んでもらいたい、その一心で常に新たな商品開発に臨んでいます。
そこに息づいているのは、PaulとJoeの遊び心と、お客様のことを考え絶対に諦めない粘り強さ。ウォールハガーという名前は「壁をハグする」という意味。ネーミングひとつとってもチャーミングだと思いませんか?

わたしたちが目指すのは、どんな空間や環境下でも土に触れられるライフスタイルです。朝、庭先やベランダを覗くとかわいい野菜たちがお出迎えしてくれる毎日。そんな日々のささやかな幸せをこれからも作り続けます。

ベジトラグは、ガーデニングシーンを動かすと同時に
私たち自身も成長させてくれました。

人々が「野菜を育てる」習慣を大きく変えたベジトラグ。
これからも素晴らしい庭づくりに役立たんことを!

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